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幹部自衛官の残業

幹部自衛官の残業について。他の人の記事を参考に私の経験を述べる。


下記はヤフーの質問に対する自衛隊の残業状況についての回答だ。


海上の者です。  勤務時間に対する自衛隊の基本的な考えは、「365日24時間勤務、有事即応」です。 いつ何時、災害や有事が起こらないとも限りません。いつでも行動を起こせる態勢が必要です。  ですので、自衛隊には「残業」という概念がありません。 一応、平日の勤務時間は規則で定められていますが、その勤務時間外の勤務に対して「残業手当」は出ません。24時間の当直勤務に就いても、特別な手当は出ません。 それに、その勤務時間内に仕事が終わらなければ、当然その仕事が終わるまで帰宅出来ません。とくに幹部の仕事は元から量が多いうえに部隊全体に関わることが多いので、先延ばしに出来ません。泊まり込みになることもしばしばあります。  私が初めて部隊勤務(護衛艦の通信士)をした時は、入港中は午前6時までには出勤して、帰宅するのは翌日の午前2時前でした。休日(土日祝日)も出勤し、まともに1日フルで休めたのは3ヶ月に1、2回ぐらいでした。航海中は食事の時以外は艦橋と電信室に詰めっぱなし、それ以外の時間は士官室で書類仕事で、60時間一睡もせずということがありました。 これは特別な例ではなく、若手幹部自衛官の一般的な勤務の様子です。  定時出勤、定時退勤で余暇は自分の自由に過ごしたいという価値観を重視する人には、幹部自衛官は到底務まりません。

海自も忙しいですね。私も知り合いに沢山の海自幹部がいますが特に海に出ている時は1日4h位しか寝れない日が続くとのことです。もちろん、昼間はずっと仕事しっぱなし。家には帰れないし、手当は出ない。(海自の場合、約30%の乗組員手当が付いていますが)記事は本当の事を書いていると思います。ただ、一年中これだけ忙しいかといえばそうではないですし、部署によっては少ないですが定時に帰れるところもあるとか。

 とりあえず、海自はずっと陸地を踏めませんし、携帯も繋がりませんし、その上尋常ではないほど忙しいのおすすめできません。(自分は海自になるのであれば辞めるつもりといっていました。)


次は陸自の人ですね

部下の隊員を休ませてあげたいけど、次から次へ訓練支援要望が舞い込んでくる。
小隊の代休の平均は、20日程度もあった。部隊によって業務の忙しさはまちまちなのだ。代休は、1年を経過してしまうと消滅してしまう。よって、1年を経過してしまった代休は、赤線を引いて削除される。つまり、赤線を引いて削除された代休分は、タダ働きになってしまう。例えば、日当を1万円として、30日間の代休を消化できなかったとすると、1年間で30万円のタダ働き。これって、結構ひどいと思いませんか?大量の代休を保有しているにも拘らず、赤線を引いて代休を消してしまうことが問題となった。恐らく、防衛監察の時に問題となったと思われる。なかには、30日、40日の代休を抱えながら消化できずに赤線で消している隊員もいたからだ。
 このことが問題となって、「指揮官は隊員の代休の取得状況をしっかり確認し、責任をもって代休消化をさせる」ようにお達しが出た。上級部隊や部隊長からは
「しっかりと休め!」
「代休を消化しろ!」
「何で、まだこんなに代休が残っているんだ?」
と指導をされる。でも、休みたくても休めない状況なので、仕方なく休んだふりをして仕事をして、代休を消化していく。これが、実情。 自分の休みを削って家族との時間を犠牲にし、やるべきことをしっかりやり遂げるという精神は素晴らしいと思うが、やはり、この状況はおかしい・・・

陸自あるあるですね。海自は船に乗っている時だけ忙しいですが、陸自は年中忙しいです。しかも、海自のように手当はありません。部下の平均代休が20日は普通です。これは1年間で土日がまるまる20日潰れ、その分を休めていないことを意味します。

 休みが潰れる原因はそのほとんどが訓練です。1~2週間山に籠り続けることがあります。演習の間は一般社会でいうと24時間労働を連続して続けることになります。自衛隊は労働基準法適用除外なので、8時間以上何時間労働時間をオーバーしても問題ありませんし、その分の手当は一円もでません。


幹部自衛官になるとほぼ全ての演習に参加となります(曹の場合はそうではない)。まず、幹部自衛官の業務量は課業時間内に終えれるようなものではありません。基本的に残業を一日4~6時間しないと終わらない量です。その上で演習に参加しなければならないのです。


よって幹部自衛官は、長い苦しい演習が終わった直後にまた事務室に戻り、休日を潰して延々と残業することになるのです。(演習をしている間も問答無用で業務が堆積していきます。)


更に、幹部自衛官は2年に一回異動しなければなりません。現在、引っ越し代はかかった分だけ出ますが、引越しにかかる費用は物を移動させる費用だけではありません。お土産代、部屋のクリーニング代、子供の入学費・物品費その他もろもろ。恐らく一度の引越しで5~10万は自己負担をしているはずです。


また、幹部自衛官になったからといって給料が凄く上がるわけではありません。ほんの数万円です。


人としての生活が困難な程の忙しさと、賃金の低さにより、現在、陸海空共通で幹部の成り手が不足しています。よくあるケースが妻の反対です。夫が出世するのに反対する妻がどこにいますか?それほど異常な状態でここまできているのです。


自衛隊の問題解決の思考過程はいつも下記のとおり、


「残業、業務過多」→「退職者」→「これは隊員が多忙感を感じているからだ」→「やりがいを感じさせていないから、多忙だと感じるのだ!やりがいを感じさせろ!」→ …

明らかに違うのは普通の人なら分かると思います。自衛隊では絶対に「業務と訓練を減らそう」とはならないのです。もう少し、部隊や隊員のことを考えられる人が増えてくれば変化するかもしれません…。



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