新型コロナウイルスの感染状況としては、第7波も落ち着き次の波に向け、オミクロン対応新ワクチンなどの接種が開始されているところですが、厚労省の資料をもとに現状のエビデンスを確認していきましょう。
重症者・新規感染者の状況
10月初めの時点で全国の新規陽性者数は3~4万人とピークの20万人超えと比較すると小康状態。「波」という観点でいえば第7波は終了しているといっていいでしょう。
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新規死亡者数をみてみるとそれほど小康していません。
もともと、死亡者数自体も少ないということもありますが、そもそも死亡した者でPCR検査陽性の人間はすべからくコロナ死になるわけですから、ウイルスが消える事がないのと同様に原理上ゼロになることはないんですね…。
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株の流行状況
9月下旬の時点で株の種類はほぼ全てB.A.5.2に置き換わっています。
第8波が来るとすればまた別の株でしょうが今後どのように変異するのか誰にもわかりません。
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オミクロン対応ワクチン
9月下旬より接種が開始されているオミクロン対応ワクチンですが、説明以下のとおりです。
ポイントは、 ①年内に全員接種、②10月19日に接種間隔3ヵ月を決定、③特例臨時接種の期間を令和5年3月まで延長、④オミクロン対応ワクチンは従来のワクチンを上回る効果期待
とこれまでといっていることに変化はありません。強いて言えば、特例臨時接種をしれっと延長しているところでしょうか。
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コロナウイルスの変異の状況を系統別に表現したもので、「BA1とBA4/5は系統が同じだからワクチンは効果がある」という主張。B.A5は変異箇所が多すぎて免疫をすり抜けるとずっと説明していましたが、この図はかなりミスリードですね。
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消えたラブゲリオ
どうでもいい話ですが、これまで厚労省ADB資料に記載されてきたラブゲリオ(モラヌプラピル)のみ経口薬の説明資料が消えてますね。
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