参考までに、2022年1月1~5週に全国的に届け出が出されたもの127万件以上のデータを分析。資料は厚生労働省ワクチン分科会の鈴木先生が発表したものだ。
結 論
〇65歳以上では中等症予防率が0.6%
(時間の経過とともに症状が悪化することを考慮すると数%まで上昇する可能性)
●65歳未満の中等症率予防率ほぼ0%(同上)
※厚労省HPによれば、検査時点での各年代のワクチン期待効果は、
・65歳以上のワクチン接種による対オミクロン株の中等症予防率は44%、発症予防率は10%
・65歳未満のワクチン接種による対オミクロン株の中等症予防率は57%、発症予防率は10%
とりあえず120万人分の状況をみるに厚労省HPで記載されているような2回のワクチン接種による予防効果はなさそう。もちろん、時間の経過とともに悪化する傾向を考えれば少しは効果の度合いが上昇するのだろうが。
この発表をみて「奇妙」なのは、これ以降大規模な分析がなされていないこと。国が数十兆円も投入しているのだから、毎月のワクチンの効能の推移について数十万単位で分析していないわけないのだが…。
特に3回目接種、4回目と動いている今であれば、2月~4月の大規模データが重要なはず。
国は手を抜いているのか、都合の悪い数値が出ているから公表しないだけなのか分からないが、分科会で発表する切り抜きの都合のいいものではなく、素の大規模データを速やかに国民に提供すべき。
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