厚労省は定期的にコロナのワクチンに関する分科会を開催し、ワクチンの効果や接種について会員が資料を作成し、政府に報告している。
今回は、2022年2月24日に行われたワクチン分科会のレポートについて分析する。
資料は、大阪府健康医療部の藤井先生が提出したもの。
下は提出された資料のP33。調査した症例のうち「コロナ関連死」とした455名の死因の内訳を記した図である。
気付いた方もいると思うが、左の【死亡例445例の死因】の表の内訳をご覧いただきたい。
なんと、「新型コロナ関連死亡」と公表した直接死因の内訳が
「新型コロナ関連」に加え、「コロナ以外」として、
「関係死因がコロナ関連」、「関係死因がコロナ以外」も含まれている。
これが何を意味するかというと、コロナの症状とは全く関係ない症状で死亡した者(例えば老衰等)でも、死亡時にPCR検査をして陽性ならば「コロナ死」となるということだ。
しかもそれが445例中の174例、つまり40%を占めているのである。
下記は、同レポートの死亡率を示したものである。
現在メディアなどではこれが死亡率の根拠となり、「インフルエンザよりも死亡率が高い」の論拠となっているが、実際は0.6がけの0.08%程度だろう。
下図は前445例の内、重症・死亡の数。
なんと、「1回接種」、「接種なし」を同じカテゴリーとして数値を出し、更に「不明」までをこちらに入れてしまっている。不明の割合いは不明だがこれに3回・2回接種も含まれていると考えると数字全てが無意味となる。なんて不誠実なのか…。
2022年1月の広島の数値(7500人対象)をもとにどれだけ改竄しているかを考察する。
未接種と接種を比べると
●重症者
7:8=0.88 : 1
●死亡者
4:4= 1 : 1
となっている。これをもとに大雑把にいえば対オミクロン株では、重症者、死亡者の未接種/接種に比はそれぞれ0.9:1、1:1位になるはず。
藤井先生の資料は2月17日までのもので、この時点で3回目を打ってかつ2週間以上経過している対象は相当限定されるはずなので、上記の推定が大体当てはまるはずだ。
これを厚労省の数値に当てはめると、 2回接種に関していえば、 重症者は93⇒237人、死亡者は127⇒220人 位になっていないとおかしい。
即ち、90~140人分程度の捏造が行われていると推定される。
【まとめ】
本当に国が出した資料か疑わしいと思う程、恣意的に数値を算出している資料。
いつから厚労省は詐欺まがいの数値を堂々とホームページに載せるようになったのか…。
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